温かい好奇心
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
代表の宮﨑こと、のぶながとみーくんです。
のぶなが!でも、
みーくん♡でも、好きな方で呼んでいただけると
大変喜びます!
さて、今日は私が日頃大切にしている
スタンスについてです。
ご利用者様の生活を日々見守り、 ご利用者様の状態を把握するためには、 ご利用者様様の「行動」を充分に観察する必要があると思っています。
そして、利用者様の行動の背景にある「意図」を 考える。
それが、臨床心理士として、活動してきた 私の思考のくせになっています。
どうしてこの利用者さんはこういう行動をとるのだろう。。。 何がその利用者さんを突き動かしているのだろう。。。 そんなことを、考えながら日々利用者さんと関わっています。
それは、認知症を患う利用者さんに対しても 同様です。 私が気をつけたいとをつけたいと思っていることは、 利用者さんの言動を、「症状」で片付けないようにしたいということです。
例えば、 「感情失禁」という言葉があります。
それは、感情のコントロールが上手くいかずに、 急に泣いたり、笑ったり、怒ると言った、感情の起伏が大きく、時には激しくなる状態のことを指します。
ここで考えておきたいことは、 気持ちのコントロールが効きにくくなっているという状態であるとしても、感情そのものは、リアルに今その利用者さんが感じているということです。
感情の表出は、認知症によってうまく表出できなかったり、オーバーであったり、 するかもしれません。
しかし、 その感情自体は、その人が今ここで生きている、 これまでのその方の生き方が、詰まった、 まさに、その人自身なのです。
その人自身に向けて、 私は介護という行動で安心感を提供しています。
そして、そこにちょっとのユーモアを添えて。
もちろん、うまくいかないこともあります。
理解がまだ充分ではなく、 しまった。。。 と思うこともあります。
そういう時、仲間の存在がとても力になります。 ひとりよがりにならないためにも、 仲間と、利用者さんについての見立ての意見交換や、相談することがとても役立ちます。
温かい好奇心を持って、 仲間にも頼りながら、 それが、私の介護理念になっています。
温かい好奇心。 この言葉をくれたのは、 私の臨床心理士のお師匠さんです。
心理学には、 どの分野でも通じる、 人を理解するために大切な普遍的なスタンスを 教えてくれます。
温かい好奇心 この感覚を介護という行動に落とし込んでいく。 それをシェアできるみんなで仕事をしていくことが私の理想であり、今取り組んでいる仕組化です。
これから、もっとどんどんそうなる。 そんな手応えしかありません。
今日のまとめ。 のぶながとみーくんが、師匠に教わった、 普遍的なスタンス。
温かい好奇心を持って人を理解しようとする。
それをシェアできる仲間を作る。 そんな仲間をたくさん作りたいのです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
今日一日が皆様にとって、幸せな一日でありますように。
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