それでも、自分にYESと言えるのか?
『15歳のテロリスト』 という、ラノベ(?)を一気読みしました。
ラノベとはいえ、 東野圭吾が好きな方には、 比較的受け入れてもらえるのではないかと思います。
とある、知り合いの中学生に
オススメされた本です。
私が東野圭吾を比較的読むと話したこともあって、
それに合わせて勧めてくれたのかもしれません。
だとすると、気の利いてるなぁと感心しながら、 読み終えました。
内容は、ネタバレになるので、 触れませんが、
この作品に触れて、 私の心に浮かんだことを、
今日は、シェアしたいと思います。
行動するためのモチベーション。
本来、私達は、変化を嫌う生き物です。
変化が起きると、不安が生じるからです。
不安というと、ネガティブなイメージをもたれやすいのですが、
本来、不安とは、私達に備わる、 生存本能だと言われています。
原始的な脳の仕組みなのです。
今風に言い換えると、
自分を守るための、
信号みたいなものなのです。
不安を感じると、 自分の身に危険が迫っていると、
私たちの脳は認識し、 身を守る指令を出します。
特に、今までやったことがない行動をとる時、
不安はつきまといます。
安心できる環境から飛び出して、
新しいことを始めるのは、
そもそも自分の身を危険にさらす可能性のある 行為なのです。
危険をおかして、 なぜ私達は、 その一歩を踏み出す、
行動をしようと思うのでしょうか?
行動には意図があります。
なぜそれをするのか、
行動することで何を得ようとしているのか?
主人公の篤人は、
行動し続けることを、 自分に言い聞かせ続けます。
彼なりの意図がありました。
不安と、行動を成し遂げたいという意図の中で、
揺れ動く心のありようがとても、
悩ましく、胸を締め付けられました。
そして、その意図も、 人との出会いによって、かたちを変えていきます。
私達は、 現実的世界 精神的世界 という、
ふたつの世界を行き来して、
生活をし、自分の人生を歩んでいます。
現実的世界が先であるのか、
精神的世界が先であるのか、
現実的な世界て起こる事実は変えられない、変わらない。
しかし、それを『どう捉えるか』によって、
世界の見え方は変わってきます。
どんなに困難に見える現実世界があったとしても、
捉え方によって、私たちの精神的な世界は、
いくらでも豊かに、
穏やかでいられるのです。
どんなに厳しい世界だったとしても、
果敢にチャレンジできる精神的世界をブレずに持ち続けられるのです。
あまりにも受け入れ難い現実が、 自分の身に降りかかった時、
私はどうそれを捉えるのか?
それでも、自分にイエスと言えるのか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 今日も一日お幸せに!
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