優しさの強度
毎日やる歯磨き。
恥ずかしながら、
完全に、 間違ってました。
やり方を。。。
自分では、 それが当たり前でしたが、
歯磨き界の常識は、
違ったみたいです。
私の歯磨きは、 力を入れ過ぎていたことに、
最近、 気付かされたのです。
私の完全なる思い込み。
力任せに磨く。
それで私は、 磨いた気になっていました。
きっかけは、 強く磨きすぎると、
教えてくれる歯ブラシとの出会いでした。
力を入れすぎると、
教えてくれるのです。
歯ブラシが、 曲がって、
「ポキッ」て、音がする。
力を入れ過ぎずに、 こうやったらいいよーという、
のを音で教えてくれるというものです。
どれどれ。 早速、やってみると。
口に咥えて、 最初の人こすりで、 「ポキッ」。。
えっ?? これくらいでも、
なるの?
音??
その後も、 自分では、
それでも意識しているのに、
「ポキッ」
「ポキッ」。
「ポキッ」
「ポキッ」
「ポキッ」
「ポキッ」
鳴りまくるはありませんか!!!
こんなにストレスフルな、
歯磨きは、 初めてでした。。。
私の歯磨きの全てが否定された日。
それ以来、 歯ブラシ先生に、
しごかれます。
「ポキッ」(まだまだ強いんだよ!!)
「ポキッ ポキッ!」(もっと、ヘッド全体を意識して!!)
「ポキッ」(ほら、そこは、押すんじゃないよ!引くんだよ!)
そんな日々が、続きました。
すると、私の中に、 変化が訪れたのです。
まだまだ、「ポキッ」って歯ブラシ先生に、
指摘されたり、
励まされたり、
しながらですが、
今までよりも、 磨き終わった後の、
感覚が、 より、爽快な感じがするのです。
それに、丁寧に磨くことで、
今までよりも、ちゃんと磨けてる感覚。
磨くことは、 強く擦ることでは ないことを、
身をもって 体験したのでした。
力任せにすることが、
実は、最も作業の 本質と、
遠い作業だったわけです。
この、カラクリは、 メタファーとして、
私たちに、 心の原理原則を、
教えてくれているようでもあります。
それは、何か相手に伝えたいことがあって、
それを、 相手にどう伝えるか
その時の、 私たちがどういう心持ちで いることが
必要か 教えてくれている ようでもあります。
それが特に、 厳しい話題を伝えなくちゃいけない時とか、
話しにくい、 伝えにくいことを 伝える時、
歯ブラシ先生の 優しい あのブラッシングする時の
感覚を思い出すと いいのかもしれません。
力任せに、厳しさを伝える。
それは、 感情的に怒る、
一方的に押し付ける、
そんな強引なやり方になってしまう。
歯ブラシ先生は、 教えてくれたはずです。
それが、 いちばん本質から 遠いやり方だと。
力は思ったほど必要はない。
それよりも 大切なことは、
まんべんなく、 同じ力で。 時間をかけて。
そんなことを考えながら、
今日もまた、 歯ブラシ先生との 特訓は続くのでした。
最後まで、 読んでくださり、 ありがとうございました
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